悪徳商法

■志の高さにつけこむ悪徳商法
海外で就職・キャリアップするにあたり気をつけないといけないことが幾つかあります。それは海外でキャリアアップのために就職や転職を考える志が高い人を狙った犯罪紛いの行為です。世の中には、その志の高さにつけこみ金儲けを企む悪徳商法が存在しています。このサイトを訪れた人は海外キャリアアップを考えている人ばかりだと思いますので、転職・就職を決める前に一度このページを読み悪徳商法をしている人材紹介会社などを見極め、キャリアアップに役立てて欲しいと思います。

■4つの有名な悪徳商法(悪徳就職商法)
就職した人(したい人)につけこんだ悪徳商法のことを悪徳就職商法(または就職商法)と呼びます。悪徳就職商法の代表的な例としては、ファッション関連の仕事において「働く前に自社製品を知って欲しい。」「自社製品を社員割引で提供する。」などと謳い、暗に商品を購入しないと働けないといった考え方にさせ、働く前に多額の商品を購入させる手口が有名です。
但し、これが海外就職となると手口が変わってきます。それは有名なものとして「面接商法」「試用商法」「研修商法」「査証商法」の4つが上げられます。

<以下、有名な4つの悪徳商法に関する説明です。>
①面接商法とは、海外キャリアアップを目指し、就職先へ応募すると、先方から面接とは関係のないような内容のメールばかりが届く手口。

例えば、日本から現地への航空券の金額リストや、ホームステイや語学留学の案内、現地のホテル手配代行に加え空港送迎料や市内観光ガイド料金といった旅行業者かと見まがうような内容のメールが送られてきます。

②試用商法とは、社員登用までに試用期間(1ヶ月や3ヶ月といった短いものから半年以上の長いものまである)を設けタダ同然で働かせること。そして、試用期間が終了すると、「仕事が出来ない。」「この仕事に合わない。」などと言うだけでなく、パワハラ紛いしてまで何としても正式雇用を拒み、試用期間内で終わらせる。

この試用商法は特に珍しいことではないため、国や公的機関のインターンシップ制度を逆手にとって悪用する会社もあるほど。十分に警戒していても、いざ働いて試用期間が終わってみないとわからないため、この商法の被害が後をたちません。

③研修商法とは、人材紹介を行う就職コンサルタント会社や人材紹介会社に多い手口で、セミナー商法と言ったりもする。

人材紹介会社や就職コンサルタントにて、求人に応募すると『書類選考に合格しました。』というメールが届き、セミナーへの参加を促すもの。例えば『クライアント企業を紹介するには弊社の研修セミナーを受けスキル確認並びにスキル確認をする必要がある。』といった研修(セミナー)受講の案内。もちろん研修(セミナー)の参加費は有料となっており、数千円で受講出来るものから数万円という場合もあります。

④査証商法とは就労査証(ワーキングパーミットまたは就労ビザ)の取得費用は雇用主側が負担するのが当たり前なのだが、求職者に対して負担を迫る雇用主が居るのも事実。雇用主によっては、雇用主が実質負担する金額よりも高い金額を求職者させる場合もあるそうです。また酷い場合は、料金を支払った後に「労働許可を取得出来ませんでした。」と全てを終わらせる悪質な手口もある。

もし貴方が働く際に雇用主から就労査証の取得料金を負担するよう言われ「聞いていたよりも安い。」などと思い、支払ってしまうのは止めましょう。もう一度言いますが、就労査証の取得費用の負担は雇用主側なので、負担を迫る会社はまともな会社ではありません。

①〜④の詐欺まがいの悪徳就職商法に引っかからないように世界の人材紹介会社ページにて各国各地域で評判の良い人材紹介会社をまとめています。